2005年06月26日
北海道亡命列車の旅(その4)
6月13日(月)
今日も昨日と同じ「オホーツク2号」で北見を出発。
天気は晴れ。良い出だしです。
本日は石北本線「遠軽」〜「上白滝」間の全駅を巡る予定。
この区間は普通列車も停車しない駅が多いのと、
本数も少ないので駅間の徒歩移動をしなければならず、
私の体力が心配です。

今日も昨日と同じ「オホーツク2号」で北見を出発。
天気は晴れ。良い出だしです。
本日は石北本線「遠軽」〜「上白滝」間の全駅を巡る予定。
この区間は普通列車も停車しない駅が多いのと、
本数も少ないので駅間の徒歩移動をしなければならず、
私の体力が心配です。

最初に着いた駅は「遠軽(えんがる)」駅。
スイッチバックの駅です。
ホームを降りた瞬間、これは古いな、と思わせる風景。
木造の上屋と跨線橋がアドレナリンを分泌させます。
跨線橋の床はなんと板張り。これはなかなか見ません。
跨線橋を渡った3番線の先に、ターンテーブルが見えます。
改札を抜けて駅舎を見上げると、どこから見ても古い、
素晴らしい木造駅舎でした。
乗り換え時間が16分しかないのが非常に悔やまれました。
少なくとも30分以上は取ってじっくり観察したい駅です。
8:23遠軽始発の白滝行き普通列車に乗り込みます。
乗客は私だけ。
なにやら山の中へと上っていきます。
いやが上にも気分は高鳴ってまいります。
遠軽から三つ目の「丸瀬布(まるせっぷ)」に到着。
ホームは島式一面ですが、側線が何本かあるため構内は広いです。
旅客通路を通って狭い出入り口を抜けると、
ホームから見えていた巨大な建物の正面に来ます。
どうやら、駅舎ではなく
「丸瀬布町生涯学習館」という建物らしい。
でも出入り口脇は待合室になっていて、
自販機や周辺案内などがありました。
駅前の通りに出るとコンビニを発見。
この先、歩き通しで、コンビニや自販機は期待できそうにないので、
スポーツドリンクを2本買っておきます。
(この先本当に何もなかったので、ここで買っておいて助かりました)
さて、次の列車で丸瀬布から遠軽方面へ一駅戻り、
「瀬戸瀬」駅を下車。
2面2線のホームですが、3線目のレールが草に埋もれていました。
側線があったようなスペースもあるので、
過去は大きな駅だったのでしょうか。
駅舎は簡易的な物で、トイレもありました。
現在時刻は10:00を回ったところです。
次にこの駅に来る列車は13:42。
隣の駅まで歩いても時間は余りまくるでしょう。
で、勿論となり駅まで歩きます。
湧別川ダムを通り、線路沿いの道を行くと
難なく「新栄野」駅に着きました。

物置のような待合室と、狭く短いホーム。
周囲に民家は見えません。
ここで、あと2時間待ちか・・・・・。
写真を撮り終え、
裏手の坂道を上り(いくら上っても何も見えないのですぐ諦めて戻ってきた)、
駅前のバス停を観察し、(駅より立派です)
駅ノートを読み、
駅前で行われている遺跡発掘を眺め(駅ノートにそう書いてあった)
まだ時間があまる。
延々と日光浴です。
こういうのも悪くはないですけれど。
空が高いなー。
ようやく、
本当にようやく、列車が来て「旧白滝」駅に向かいます。
木造の簡素な待合室と、古い片面1線ホーム。
農家が数件見えますが、利用者はなさそうです。
待合室にはいると、
ベンチの上にプルタブを取る方式の古いファンタの空き缶。(灰皿に使ってるのかな?)
そして駅ノート。
ノートに書き込みをしている多くの人はツーリングライダーでした。
これは寂しい。
それと、どうやら私のような人も結構いるようで、
「これから下白滝へ歩きます」
「下白滝から歩いてきました」
という人の記述が見られます。
気になるのは、
「下白滝の犬が怖い」
・・・また、犬か・・・・・・。
「5、6匹が襲いかかってくる」
「下白滝で追いかけられて、この駅まで逃げてきました」
そして、
「犬のせいで、結局下白滝は諦めました」
いま現在の私の顔はたいそう青かったでしょう。
なにせ昨日の金華駅で、恐怖心に根が生え大きな花を咲かせているのです。
どうかこの私の恐怖心を汲み取って下さい。
どうしよう。
しかし、駅訪問は私の命より大事。(!?)
死んでも駅は見たい! (頭おかしいです)
犬に負けるか、待っていろ下白滝!(膝はガクガクです)
かくしてまた歩道の狭い国道を延々と歩きます。
途中、「村名“白滝”発祥の地」と言われる白滝を眺めながらも、
「この枝、武器になるだろうか・・・」
と心ここにあらずです。
不吉な雨も降ってきました。
そして駅が近づいてきます。
私は左手にジャケットを(犬を払いのけるため)
右手に折りたたみ傘を(犬を叩くため)
装備して、ゆっくりゆっくり駅に向かいました。

国道からは真っ直ぐ駅へと向かっています。
その道をビクビクしながら進んでいると、
左手には小さな小屋が数十個、整然と並んでいる。
よく見ると、子牛が入っているんです。
不思議な飼い方だなあ、と牛に気を取られていた その時!
私の背後に、一匹の犬が!!!!!!!!!!!!!!!!
終わった。みなさんありがとう。
今までのことは忘れません。
グッバイ、駅。
などと考えていたけど、
犬は襲いかかってこない。吠えもしない。
私は昨日と同じく、目線を合わせずに、とにかく先に進みました。
駅に到達し、急いで戸を閉める。
犬は諦めて去っていきました。
・・・・。
死んだ方が楽なんじゃないかと。
どうやらあの犬は、子牛の番犬のようです。
牛に近づかなければ、襲われない、かな。
(でも駅ノートに書いている人はたいそう吠えられたようだし)

下白滝の駅は結構痛んでいて、
所々ベニヤ板で補強されていました。
入り口には不自然な柱の跡があって、
これは車寄せがあった跡と思われます。
ホームの雰囲気は最高です。
常に聞こえる牛の鳴き声も旅情を感じます。
(しかし恐怖心は癒えない)
そしてついに、一日一往復という難関の駅
「上白滝」駅に到着。
乗降客は私のみでした。

駅舎は古い木造で、状態はかなり良いと思います。
木造のトイレも残っていてどれをとっても感動です。
駅ノートも置いてあり、
何故か一冊、廃止となった「天幕」駅のノートもありました。
本日この駅に来る列車はもう無いので、
隣の白滝駅まで歩きます。
「白滝」駅は新しめのきれいな駅で、
待合室と会議室?のような部屋もあり、実に居心地が良い。
時刻はまだ18時半ですが、20:35まで列車がないので、
寝ます。
で、
特急列車に乗車し、北見に戻って今日を終えました。
※今回巡った「白滝シリーズ」と言われる4駅
「上白滝」「白滝」「旧白滝」「下白滝」
(平成13年6月30日までは「奥白滝」もあった)
の中で、ひときわ謎な駅名「旧白滝」。
北海道の駅878ものがたり―駅名のルーツ探求
によると、
「白滝の中では、開拓の歴史が古い土地なので、このように名付けられた」
とあります。
ちなみに旧白滝の住所も旧白滝です。
最近やたら文章が長いな・・・。
ネタがありすぎるのも困りものですね、
とのたまい、短くまとめる能力がないから、
などとは思わない(断じて違う、伝えたいことがたくさんあるからだ)
つちぶたのHP→「つちぶた本舗の全駅訪問の旅」
スイッチバックの駅です。
ホームを降りた瞬間、これは古いな、と思わせる風景。
木造の上屋と跨線橋がアドレナリンを分泌させます。
跨線橋の床はなんと板張り。これはなかなか見ません。
跨線橋を渡った3番線の先に、ターンテーブルが見えます。
改札を抜けて駅舎を見上げると、どこから見ても古い、
素晴らしい木造駅舎でした。
乗り換え時間が16分しかないのが非常に悔やまれました。
少なくとも30分以上は取ってじっくり観察したい駅です。
8:23遠軽始発の白滝行き普通列車に乗り込みます。
乗客は私だけ。
なにやら山の中へと上っていきます。
いやが上にも気分は高鳴ってまいります。
遠軽から三つ目の「丸瀬布(まるせっぷ)」に到着。
ホームは島式一面ですが、側線が何本かあるため構内は広いです。
旅客通路を通って狭い出入り口を抜けると、
ホームから見えていた巨大な建物の正面に来ます。
どうやら、駅舎ではなく
「丸瀬布町生涯学習館」という建物らしい。
でも出入り口脇は待合室になっていて、
自販機や周辺案内などがありました。
駅前の通りに出るとコンビニを発見。
この先、歩き通しで、コンビニや自販機は期待できそうにないので、
スポーツドリンクを2本買っておきます。
(この先本当に何もなかったので、ここで買っておいて助かりました)
さて、次の列車で丸瀬布から遠軽方面へ一駅戻り、
「瀬戸瀬」駅を下車。
2面2線のホームですが、3線目のレールが草に埋もれていました。
側線があったようなスペースもあるので、
過去は大きな駅だったのでしょうか。
駅舎は簡易的な物で、トイレもありました。
現在時刻は10:00を回ったところです。
次にこの駅に来る列車は13:42。
隣の駅まで歩いても時間は余りまくるでしょう。
で、勿論となり駅まで歩きます。
湧別川ダムを通り、線路沿いの道を行くと
難なく「新栄野」駅に着きました。

物置のような待合室と、狭く短いホーム。
周囲に民家は見えません。
ここで、あと2時間待ちか・・・・・。
写真を撮り終え、
裏手の坂道を上り(いくら上っても何も見えないのですぐ諦めて戻ってきた)、
駅前のバス停を観察し、(駅より立派です)
駅ノートを読み、
駅前で行われている遺跡発掘を眺め(駅ノートにそう書いてあった)
まだ時間があまる。
延々と日光浴です。
こういうのも悪くはないですけれど。
空が高いなー。
ようやく、
本当にようやく、列車が来て「旧白滝」駅に向かいます。
木造の簡素な待合室と、古い片面1線ホーム。
農家が数件見えますが、利用者はなさそうです。
待合室にはいると、
ベンチの上にプルタブを取る方式の古いファンタの空き缶。(灰皿に使ってるのかな?)
そして駅ノート。
ノートに書き込みをしている多くの人はツーリングライダーでした。
これは寂しい。
それと、どうやら私のような人も結構いるようで、
「これから下白滝へ歩きます」
「下白滝から歩いてきました」
という人の記述が見られます。
気になるのは、
「下白滝の犬が怖い」
・・・また、犬か・・・・・・。
「5、6匹が襲いかかってくる」
「下白滝で追いかけられて、この駅まで逃げてきました」
そして、
「犬のせいで、結局下白滝は諦めました」
いま現在の私の顔はたいそう青かったでしょう。
なにせ昨日の金華駅で、恐怖心に根が生え大きな花を咲かせているのです。
どうかこの私の恐怖心を汲み取って下さい。
どうしよう。
しかし、駅訪問は私の命より大事。(!?)
死んでも駅は見たい! (頭おかしいです)
犬に負けるか、待っていろ下白滝!(膝はガクガクです)
かくしてまた歩道の狭い国道を延々と歩きます。
途中、「村名“白滝”発祥の地」と言われる白滝を眺めながらも、
「この枝、武器になるだろうか・・・」
と心ここにあらずです。
不吉な雨も降ってきました。
そして駅が近づいてきます。
私は左手にジャケットを(犬を払いのけるため)
右手に折りたたみ傘を(犬を叩くため)
装備して、ゆっくりゆっくり駅に向かいました。

国道からは真っ直ぐ駅へと向かっています。
その道をビクビクしながら進んでいると、
左手には小さな小屋が数十個、整然と並んでいる。
よく見ると、子牛が入っているんです。
不思議な飼い方だなあ、と牛に気を取られていた その時!
私の背後に、一匹の犬が!!!!!!!!!!!!!!!!
終わった。みなさんありがとう。
今までのことは忘れません。
グッバイ、駅。
などと考えていたけど、
犬は襲いかかってこない。吠えもしない。
私は昨日と同じく、目線を合わせずに、とにかく先に進みました。
駅に到達し、急いで戸を閉める。
犬は諦めて去っていきました。
・・・・。
死んだ方が楽なんじゃないかと。
どうやらあの犬は、子牛の番犬のようです。
牛に近づかなければ、襲われない、かな。
(でも駅ノートに書いている人はたいそう吠えられたようだし)

下白滝の駅は結構痛んでいて、
所々ベニヤ板で補強されていました。
入り口には不自然な柱の跡があって、
これは車寄せがあった跡と思われます。
ホームの雰囲気は最高です。
常に聞こえる牛の鳴き声も旅情を感じます。
(しかし恐怖心は癒えない)
そしてついに、一日一往復という難関の駅
「上白滝」駅に到着。
乗降客は私のみでした。

駅舎は古い木造で、状態はかなり良いと思います。
木造のトイレも残っていてどれをとっても感動です。
駅ノートも置いてあり、
何故か一冊、廃止となった「天幕」駅のノートもありました。
本日この駅に来る列車はもう無いので、
隣の白滝駅まで歩きます。
「白滝」駅は新しめのきれいな駅で、
待合室と会議室?のような部屋もあり、実に居心地が良い。
時刻はまだ18時半ですが、20:35まで列車がないので、
寝ます。
で、
特急列車に乗車し、北見に戻って今日を終えました。
※今回巡った「白滝シリーズ」と言われる4駅
「上白滝」「白滝」「旧白滝」「下白滝」
(平成13年6月30日までは「奥白滝」もあった)
の中で、ひときわ謎な駅名「旧白滝」。
北海道の駅878ものがたり―駅名のルーツ探求
によると、
「白滝の中では、開拓の歴史が古い土地なので、このように名付けられた」
とあります。
ちなみに旧白滝の住所も旧白滝です。
最近やたら文章が長いな・・・。
ネタがありすぎるのも困りものですね、
とのたまい、短くまとめる能力がないから、
などとは思わない(断じて違う、伝えたいことがたくさんあるからだ)
つちぶたのHP→「つちぶた本舗の全駅訪問の旅」
