2005年06月24日
北海道亡命列車の旅(その3)
6月12日(日)
本日は朝から雨。
先行きが不安です。
今日の予定は、石北本線・「西北見」〜「安国」間の
全駅を降りる予定であります。
北見駅を7:13オホーツク2号で出発。
朝っぱらから特急、というのは実に気分が良いです。

本日は朝から雨。
先行きが不安です。
今日の予定は、石北本線・「西北見」〜「安国」間の
全駅を降りる予定であります。
北見駅を7:13オホーツク2号で出発。
朝っぱらから特急、というのは実に気分が良いです。

20分ほどで「留辺蘂(るべしべ)」駅に到着。
ホームに降り、まず目を引いたのが古いホーム上屋でした。
待合室も昭和9年製の古い木造。
跨線橋もやや古そうに見えて良い感じです。
そんなわけでモタモタしていたら、
駅員さんが改札のドアを閉められなくて困っていたようで、
小走りで改札を抜けました。
駅舎はコンクリート製の平屋。
部分的にリフォームされていて、見た目よりも古そうです。
ホーム側の駅舎についた上屋に「昭和32年」という財産表を見つけました。
駅舎もそのくらいでしょうか。
次に「西留辺蘂」駅に向かいます。
日曜なのに、多くの学生が一緒に下車してきました。
この駅は平成12(2000)年にできたという新しい駅で、
片面一線、待合室があるのみの簡素な駅です。
周囲は住宅も多く、学校もあるためか利用客数は多そうです。
「東相内(ひがしあいのない)」、
「相内」駅を下車した後、
「西北見」駅に到着。
片面一線の臨時停車場のようなホームで、
待合室は小さいですが、デザインは近代的。
雨が降っているので早々に撮影を終え、
駅舎内のベンチで丸くなる(すごく寒いんです)。
しかも1時間待ちですよ。しくしく。
列車到着15分前に一人のおばさんが待合室に入ってこられました。
おばさんの「寒いわねえ」という一言から会話が始まる。
とにかく暇だったのでうれしくなりました。
その時初めて「雨が降ったのは久しぶり」だということを知らされました。
旅好きの雨男ってのは本当にやっかいだなと改めて思う。
次の列車で一旦北見に戻ります。
これは遠軽方面への列車が無い時間帯だったためで、
まあちょうど昼飯時だしいいかなと予定で組んだんですが、
これは正解でした。西北見駅はあまりに寒すぎます。
北見駅の待合室で展示してある土産品や
古レール(古レールの簡単な歴史が分かります)
を見てもたいして時間は潰れず、
改札口に戻ってウロウロしていたら、
先ほどのおばさんに再度会う。
発車時刻まで喋って、お別れをする。

12:17「金華(かねはな)」駅に降り立ちました。
こんな山奥に駅?
と周囲を見渡しました。
ウサギが2匹跳び回っている・・・。
駅前に多くの家が建ち並んではいましたが、
どれも人が住んでいるようには見えません。
(廃屋が並んでました。
が、廃屋でない家も何軒かあって、人はいるようです)
時間はたっぷり2時間(!?)もあるので、
駅舎撮影に入る前に駅ノートを読みました。
すると、
「犬がこわい」
という記述。
犬?
さらに読み進める。
「あの犬、マジやばい」
「保健所は何をしているのか?!」
「骨があります。鹿の骨でしょうか・・・」
・・・・・・。
体温が急降下です。
と、
とにかく、駅を撮影しよう。
駅舎は貫禄のある木造駅舎。
わりと状態は良い感じです。
撮影も終わり、どうしようかと悩む。
あと1時間半近くあるのだし。
私は駅舎に書いてあった「常紋トンネル工事殉難者追悼碑」に行って、
お祈りをしてこようと思いました。

真っ直ぐに伸びた駅前の道をゆっくりと進みます。
犬はどこにいるのだろう。
右手の方に一匹の犬を発見。
うなり声をあげています。でも鎖につながっているから安心です。
その犬の奥にもう一匹の犬を発見。
やや暴れて吠えだした。でも鎖がつながっている、から、あ、安心です。
なんだ、大丈夫じゃないか。
私はそう思いながらさらに道を進んでいきました。
すると突然ものすごい犬の咆吼。
一匹や二匹ではない。
私は驚いて右手方向を見ると
なんと、十数匹の犬がいっせいに私に向かって吠えているのです!
なんだこの光景は!
私は恐怖におののきましたが、どうしようもないので
とにかく犬と目線を合わせないよう走るように道を駆け抜けていきました。
それをあざ笑うかのように二匹のウサギが私の目の前を
ぴょんぴょん跳ねています。
なんとか国道に出て、一安心。
犬はまだ吠え続けています。
全部鎖につながっていたので(多分)
無事ではあったのだけれど、まだ心臓がバクバク言っているし、
額にはイヤな汗がじっとりと浮かんでいました。
案内板が無いので、国道を「カン」で右に折れると
階段を見つけました。
かなりの高さまで上ると、ようやく追悼碑を発見。
安心した矢先、目の前に骨・・・。
人????
いや、鹿の骨、です。多分。
駅ノートに書いてあったのはこれだったのでしょうか。
更に恐ろしくなりながら、(本当はさっさと引き返したいのだけれど)
追悼碑に祈りを捧げました。
さて、
どうやって駅に戻ろう?
さすがにもうメインストリートを通って駅には行けない。
私は回り道をして駅に向かうことにしました。
先ほどの犬の住処の裏手から入り、線路と併走している道を行きます。
半分ほど進んだところで右手にロバ。
ロバ?
馬ではないようです。多分ロバです。(駅ノートにそう書いてあった)
じっとこちらを見ている。吠えないので、まあかわいいものですよ。
犬に気づかれないよう、忍び足で駅舎に近づき、
なんとか待合室に帰還。
どっと疲れる。
あと1時間近く残っています。
外は雨だし、寒いし、駅前は散策できないし、
とんだ駅訪問になりました。
次の下車駅は「安国」駅。
ロッジ風の木造駅舎で、かなり新しそうです。
これから生野駅まで歩くというのに、雨が強くなってきました。
約4kmの道のりを2時間で歩く予定で、
かなり余裕があるので、ゆっくり歩きます。
ですが、
北海道の道路です。車はみんな速度を上げて走ります。
車社会ですから、歩道は無いに等しい。
恐ろしい思いをしながら(ドライバーの方も怖いと思うけど)
路側帯を修行僧のように歩きます。

時間をかけた割にあっさりと「生野(いくの)」駅に到着。
周囲を田んぼに囲まれた小さい駅です。
待合室はなんと廃バス。
何というか、子供の隠れ家といった趣です。
最後に「生田原」駅を下車。
2時間以上前この駅を通り過ぎたときに駅待合室で
「修羅場」を迎えたカップルが見えたのですが、
私が下車した時も、まだ言い争いをしていました。
微笑ましいというか、何というか。
駅舎は1階に図書館、2階資料館という巨大な近代建築。
トイレもきれいで、待つには最高です。
言い争っているカップルさえいなければ。
ホームは山の風景が広がっているので駅舎とのギャップがあります。
今日は一日中雨であったことと、
「犬」のおかげで変な疲れ方をしてしまいました。
明日は徒歩移動ばかりの駅訪問になる予定なので、
早く寝て明日に備えようと思います。
実は犬がとても苦手なつちぶたのHP→「つちぶた本舗の全駅訪問の旅」
ホームに降り、まず目を引いたのが古いホーム上屋でした。
待合室も昭和9年製の古い木造。
跨線橋もやや古そうに見えて良い感じです。
そんなわけでモタモタしていたら、
駅員さんが改札のドアを閉められなくて困っていたようで、
小走りで改札を抜けました。
駅舎はコンクリート製の平屋。
部分的にリフォームされていて、見た目よりも古そうです。
ホーム側の駅舎についた上屋に「昭和32年」という財産表を見つけました。
駅舎もそのくらいでしょうか。
次に「西留辺蘂」駅に向かいます。
日曜なのに、多くの学生が一緒に下車してきました。
この駅は平成12(2000)年にできたという新しい駅で、
片面一線、待合室があるのみの簡素な駅です。
周囲は住宅も多く、学校もあるためか利用客数は多そうです。
「東相内(ひがしあいのない)」、
「相内」駅を下車した後、
「西北見」駅に到着。
片面一線の臨時停車場のようなホームで、
待合室は小さいですが、デザインは近代的。
雨が降っているので早々に撮影を終え、
駅舎内のベンチで丸くなる(すごく寒いんです)。
しかも1時間待ちですよ。しくしく。
列車到着15分前に一人のおばさんが待合室に入ってこられました。
おばさんの「寒いわねえ」という一言から会話が始まる。
とにかく暇だったのでうれしくなりました。
その時初めて「雨が降ったのは久しぶり」だということを知らされました。
旅好きの雨男ってのは本当にやっかいだなと改めて思う。
次の列車で一旦北見に戻ります。
これは遠軽方面への列車が無い時間帯だったためで、
まあちょうど昼飯時だしいいかなと予定で組んだんですが、
これは正解でした。西北見駅はあまりに寒すぎます。
北見駅の待合室で展示してある土産品や
古レール(古レールの簡単な歴史が分かります)
を見てもたいして時間は潰れず、
改札口に戻ってウロウロしていたら、
先ほどのおばさんに再度会う。
発車時刻まで喋って、お別れをする。

12:17「金華(かねはな)」駅に降り立ちました。
こんな山奥に駅?
と周囲を見渡しました。
ウサギが2匹跳び回っている・・・。
駅前に多くの家が建ち並んではいましたが、
どれも人が住んでいるようには見えません。
(廃屋が並んでました。
が、廃屋でない家も何軒かあって、人はいるようです)
時間はたっぷり2時間(!?)もあるので、
駅舎撮影に入る前に駅ノートを読みました。
すると、
「犬がこわい」
という記述。
犬?
さらに読み進める。
「あの犬、マジやばい」
「保健所は何をしているのか?!」
「骨があります。鹿の骨でしょうか・・・」
・・・・・・。
体温が急降下です。
と、
とにかく、駅を撮影しよう。
駅舎は貫禄のある木造駅舎。
わりと状態は良い感じです。
撮影も終わり、どうしようかと悩む。
あと1時間半近くあるのだし。
私は駅舎に書いてあった「常紋トンネル工事殉難者追悼碑」に行って、
お祈りをしてこようと思いました。

真っ直ぐに伸びた駅前の道をゆっくりと進みます。
犬はどこにいるのだろう。
右手の方に一匹の犬を発見。
うなり声をあげています。でも鎖につながっているから安心です。
その犬の奥にもう一匹の犬を発見。
やや暴れて吠えだした。でも鎖がつながっている、から、あ、安心です。
なんだ、大丈夫じゃないか。
私はそう思いながらさらに道を進んでいきました。
すると突然ものすごい犬の咆吼。
一匹や二匹ではない。
私は驚いて右手方向を見ると
なんと、十数匹の犬がいっせいに私に向かって吠えているのです!
なんだこの光景は!
私は恐怖におののきましたが、どうしようもないので
とにかく犬と目線を合わせないよう走るように道を駆け抜けていきました。
それをあざ笑うかのように二匹のウサギが私の目の前を
ぴょんぴょん跳ねています。
なんとか国道に出て、一安心。
犬はまだ吠え続けています。
全部鎖につながっていたので(多分)
無事ではあったのだけれど、まだ心臓がバクバク言っているし、
額にはイヤな汗がじっとりと浮かんでいました。
案内板が無いので、国道を「カン」で右に折れると
階段を見つけました。
かなりの高さまで上ると、ようやく追悼碑を発見。
安心した矢先、目の前に骨・・・。
人????
いや、鹿の骨、です。多分。
駅ノートに書いてあったのはこれだったのでしょうか。
更に恐ろしくなりながら、(本当はさっさと引き返したいのだけれど)
追悼碑に祈りを捧げました。
さて、
どうやって駅に戻ろう?
さすがにもうメインストリートを通って駅には行けない。
私は回り道をして駅に向かうことにしました。
先ほどの犬の住処の裏手から入り、線路と併走している道を行きます。
半分ほど進んだところで右手にロバ。
ロバ?
馬ではないようです。多分ロバです。(駅ノートにそう書いてあった)
じっとこちらを見ている。吠えないので、まあかわいいものですよ。
犬に気づかれないよう、忍び足で駅舎に近づき、
なんとか待合室に帰還。
どっと疲れる。
あと1時間近く残っています。
外は雨だし、寒いし、駅前は散策できないし、
とんだ駅訪問になりました。
次の下車駅は「安国」駅。
ロッジ風の木造駅舎で、かなり新しそうです。
これから生野駅まで歩くというのに、雨が強くなってきました。
約4kmの道のりを2時間で歩く予定で、
かなり余裕があるので、ゆっくり歩きます。
ですが、
北海道の道路です。車はみんな速度を上げて走ります。
車社会ですから、歩道は無いに等しい。
恐ろしい思いをしながら(ドライバーの方も怖いと思うけど)
路側帯を修行僧のように歩きます。

時間をかけた割にあっさりと「生野(いくの)」駅に到着。
周囲を田んぼに囲まれた小さい駅です。
待合室はなんと廃バス。
何というか、子供の隠れ家といった趣です。
最後に「生田原」駅を下車。
2時間以上前この駅を通り過ぎたときに駅待合室で
「修羅場」を迎えたカップルが見えたのですが、
私が下車した時も、まだ言い争いをしていました。
微笑ましいというか、何というか。
駅舎は1階に図書館、2階資料館という巨大な近代建築。
トイレもきれいで、待つには最高です。
言い争っているカップルさえいなければ。
ホームは山の風景が広がっているので駅舎とのギャップがあります。
今日は一日中雨であったことと、
「犬」のおかげで変な疲れ方をしてしまいました。
明日は徒歩移動ばかりの駅訪問になる予定なので、
早く寝て明日に備えようと思います。
実は犬がとても苦手なつちぶたのHP→「つちぶた本舗の全駅訪問の旅」
