JR全線全駅の駅舎をめぐる鉄道の旅!全駅下車をめざしつつ駅舎の写真・画像を紹介します!秘境駅も満載
2008年08月31日

藤山駅「留萌本線リベンジの旅(その8)」

大和田駅から国道沿いに歩き、
民家のない峠を越えます。

途中にはホテルの廃墟があったりと、
殺伐とした雰囲気が漂っていました。

道路沿いは街灯もないので、
暗くなったら歩けないだろうなと思う。

そもそも明るくても歩く人はいないのだろうけれど。

留萌本線・藤山駅の駅前から駅を見た光景そんな人気のない峠を下りきると道は平坦になり、
やがて民家がポツポツと見えてきて、
ようやく藤山駅に到着しました。

以前来たときは駅前に雪の山ができていたので、
駅前がこんなに平たい場所だったとは思いもよりませんでした。



藤山駅・駅舎駅舎は古い木造ですが、
正面から見ると正方形に近いという、
妙なかたちをしています。

なんでこんなかたちをしているのか不思議でしたが、
その答えは駅ノートに書かれていました。

もともとの駅舎は横長というか、
駅長室などがあったわけだけれど、
駅舎を取り壊す話になったとき地域住民が反対して、
なんとか待合室部分だけが残ったと言うことらしいです。

ここ藤山駅の名前は、
明治時代にこの地を開拓した商人、
藤山要吉という方の名前から取ったものだそうです。

よほどの人格者だったそうで、
農地を含めた一帯の土地と施設を農民に与え、
その中に駅舎も含まれていたとのこと。

住民の方々が、彼が建ててくれた駅舎を壊すわけにはいかないという
反対運動が起こるのも分かる気がします。
大事な大事な駅舎だったんですね。
駅前に残る錆び付いたブランコ
駅の横には、錆び付いて折れ曲がったブランコが残っていました。

かつてはたくさんの住民や子供がいて、
駅舎の回りで遊んだり語り合ったりしていたのかもしれません。



藤山駅ホーム単式1面1線のホームに出ると、
広々とした農地の広がりと、それを取り囲む稜線が見えます。

すこし暮れかかりの空を見上げていると、
赤とんぼがゆらゆらと飛んでいるのに気がつきました。

もうそんな季節かと思いながら、
飛んでいくトンボを目で追っていると、
2匹、3匹と視界に現れはじめました。
赤トンボ
しかし、よくよく見れば何十匹ものトンボが
ホームや駅名標に留まっているじゃないですか。

いつの間に現れたんだろう。
避けて歩かないと踏んでしまいそうなくらいの
たくさんの赤トンボが羽を休めています。

藤山駅ホームに列車が入線そういえばトンボって写真に写したことないなぁと思い、
いろいろ試し撮りをしているうちに時間が過ぎて、
気がついたら列車がガタゴトと近づいてきてしまいました。

私は待合室に急いで荷物を取りに戻って、
やって来た一両編成の列車に乗り込みました。



つづく





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