JR全線全駅の駅舎をめぐる鉄道の旅!全駅下車をめざしつつ駅舎の写真・画像を紹介します!秘境駅も満載
2008年08月16日

北一已駅「留萌本線リベンジの旅(その6)」

留萌本線・北一已駅ホーム峠下駅からかなり戻って、
13:06北一已駅に下車しました。

単式1面1線のシンプルなホームで、
向かいには地平線に近い田園風景が広がっています。

このとらえどころのない雄大な風景が、
涙が出そうなくらい素晴らしいです。



北一已駅・駅舎そして無人の木造駅舎がひっそりとたたずんでいます。

駅舎には建物財産標が見あたらなかったので、
いつ頃建設された建物かは正確に分かりませんが、
北一已駅の開業は昭和30年(1955年)年7月20日で、
建て方も昭和初、中期特有のシンプルな木造であることから、
開業当時のものと思われます。

北一已駅の駅前風景駅周辺の民家はほとんど無く、
ホーム向かいと同じように駅前にも田圃が続いていました。

また、一部にはソバ畑も見受けられ、
白い花を咲かせていました。

ひととおり駅を見た後、
私はのどが渇いたことに気がつきます。

なんで石狩沼田駅や秩父別駅に降りたときに
飲み物を買っておかなかったのかと思いました。

今日はこの後いくつも無人駅を降り、
駅間も歩くし、おまけに夏の暑い中なので、
飲み物がないのは致命的です。

北海道の無人駅周辺では、自販機すらないのが普通ですし。

そんなわけで、私は北一已駅から少し離れた自販機まで、
飲み物を買いに行くことにしました。

自販機の場所は以前来たときに確認していたので分かっていたのですが、
往復歩いて次の列車に間に合うかが微妙でした。

まあ10分もあればなんとか間に合うだろうと思い、
自販機に向かいました。

しかし思っていたよりも離れていて、
片道に6分近く掛かってしまいました。

これはマズイかな、と思いつつ、
ペットボトルを2本買って早足で戻ります。

しかし帰りは1キロ増えた荷物が重かったのか、
足取りがやや重い。

駅まであと3分はかかるなというところで、
発車時刻の2分前でした。

マズイ、走ろう・・・。

私は嫌々走り出しました。

すると踏切の鳴る音がカンカンと響き、
列車が近づいてくるのが見えました。

やっばい、間に合わない!

私は重い荷物を左右に振りながら全力疾走です。
なんだか走っても走っても前に進んでいかない気がします。

列車がホームに到着し、ドアが開いたところで、
ようやく私は駅舎の前にたどり着きました。

そこから転がり込むようにホームに上がり、
なんとか間に合ったのですが、
普段運動をしない私にとっての全力疾走は身体にこたえ、
肩はあり得ないほど上下し、足はがくがく震え、
全身は汗でぐっしょりと濡れていました。

たかが飲み物のために・・・、とは思いましたが、
この後、予想通りしばらく自販機に巡り合わなかったので、
結果的には無理して良かったとは思いましたけど。



つづく





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この記事へのコメント

1. Posted by 永江聡   2010年11月17日 23:37
4 私深川市
2. Posted by マック・セナ   2010年12月10日 12:54
5 ぬお!
峠下駅だけでなくて、この駅も行っておけば良かったです・・・。

雄信内駅や下白滝駅を連想しましたが、この駅舎もいい建物ですね〜。
3. Posted by つちぶた   2010年12月12日 19:54
5
北一已駅は良いですよ!
古いままの駅舎も、駅の雰囲気も最高です!

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