JR全線全駅の駅舎をめぐる鉄道の旅!全駅下車をめざしつつ駅舎の写真・画像を紹介します!秘境駅も満載
2008年02月10日

日高本線全駅下車の旅(その4)節婦駅・大狩部駅

日高本線・節婦駅ホーム18:16 節婦駅に到着。

ホームは単式1面1線。

もとは島式1面2線あったと思われる跡が
ホームと駅舎の間に残っていました。


節婦駅 駅舎駅舎は車掌車を改造したもので、
落ち着いた緑色が全体に塗られています。

駅周辺は段丘で入り組んだ地形のわりには
民家の数が多くて、人通りもそこそこありました。

駅のすぐ近くの家の前では
バーベキューパーティーが開かれていて、
子供の笑い声が聞こえます。

北海道の特徴の一つと言っていいと思うんですけど、
休日は家の前や庭でバーベキューをする人がとにかく多いんですね。
(特に北見はすごかった)

しかも北海道の住宅には塀がない所が多く、
(これにも驚いた)
庭が丸見えなので、当然バーベキューも丸見え。

小心者の私にはちょっと耐えられそうにないですが、
おおらかな道民の方たちは全然気にならないようです。

ちなみに塀がない理由は、
雪かきの時に邪魔だからというのが最大の理由なようです。

確かに塀があったら雪はどかしづらいだろうし、
影が出来るので溶けにくくなるだろうとは思います。

でも塀がないと私だったら落ち着かないかもなぁ・・。



日高本線・大狩部駅ホーム18:43 大狩部駅に到着。

海のすぐそばにある片面ホームの無人駅です。

ちょっと普通ではお目にかかれない、
驚愕の立地ではあります。

ホームは非常に短く、列車1両半位の長さしかありません。

大狩部駅ホームから見た待合室と駅前ホームからは短い階段があり、
上に登るとブロック壁の薄暗い待合室が建っています。

その先には狭いトンネルが続いていて、
それが駅出入口となっていました。

トンネルの上には国道が走っていて、
車の走行音が鳴り響いています。

大狩部駅の上を走る国道235号一応トンネルの手前を右手に進むと国道に出られるのですが、
そちらはチェーンが張られていて車は入ってこられないようになっており、
その上国道沿いの歩道は無いに等しい状態なので歩くのも困難。

なので、私は再び駅に戻って、トンネルを潜ってみました。

海沿いの所為か、じめっとしたトンネル内は少々不気味です。

しかしトンネルを抜けると、
普通に民家が建ち並ぶ長閑な小集落がありました。

ふむ。

待合室裏に続く道納得した私はまた駅に戻って、
待合室の裏側の道に続く道を見に行きました。

すると車が一台止まっています。

一体どうやって入ったんだ・・・。

その先は海へと続いているようでしたが、
門が閉められていて、立ち入れないようになっていました。

こんな海沿いの駅なのに、海に行けないなんて。

やれやれだなぁ、と思ってホームに戻って海を見ていると、
何人かが海で釣りをしているのが見えます。

地元の人は特に気にすることもなく、
海沿いに入って釣りを楽しんでいるようですね。

暫くして釣り人が戻ってきて、車に乗り込みました。
一体どうやって車を出すのかと観察していると、
あの狭苦しいトンネルの中に入って行くじゃないですか!

相当なテクが無いとトンネル内でガリガリこすりそうですが、
車は何の苦もないかのように立ち去っていきました。
なんだかスゴイものを見たような気分です。

大狩部駅から望む海と夕日さて、取り残された私はすることがありません。

しかし、目の前には海です。
その上、夕日が水平線の向こうへと沈んでいくという
絶好の時間帯でした。

私は階段に座って、飽くことなくその風景を眺めていました。

真っ暗になってしまった大狩部駅ホーム茜色に染まっていた空と海は太陽が沈むと共にしだいに青さを取り戻し、
さらに時間が経つと深い藍色に変わって、
空と海の境が分からなくなっていきました。

それと同時に月は輝きを増し、
星々が一つ、また一つと現れては光を放ち始めます。

そこで私はふと思うのでした。
きっとこの駅で列車が来ない不便な時間を持たなければ、
こうしてゆっくりと夕日を眺めたり、
月や星を見つめたりすることなんてないだろうなと。

列車が頻繁にくるのであれば、
暗くなった駅で待とうなんて思わないだろうし。

そう考えると、時に不便さもありがたいなぁと思う。

でも、それはそれとして、
太陽が沈んでからはグングンと気温が下がってきました。

6月中旬とはいえ、北海道ではまだ春が訪れたばかり。
夜は非常に寒くなります。

私はバッグからしわくちゃのジャケットを取り出して着込み、
ポケットに手を突っ込んで寒空をまた眺め続けました。


そして、約1時間半後の20:12の苫小牧行きに乗って、
3時間かけて岩見沢に帰って行きました。



つづく

tutibuta at 11:18 │Comments(5)TrackBack(0)駅訪問日記  | 日高本線

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この記事へのコメント

1. Posted by Kouchiumi    2008年02月10日 16:37
5 こんにちは。

大狩部駅の夕日、あまりにきれいで、びっくりしてしまいました。。これは、本当にきれいです。こんな風景、実際にこの目で見てみたいなあ。。

日が暮れた後の駅も、風情があっていいですよね。寒いのは大変ですが、でも小さな駅の夕暮れ時って、本当にいいものです。

いつも良いものを見せていただき、本当にありがとうございます。

ではでは。。
2. Posted by つちぶた    2008年02月10日 21:44
5 Kouchiumiさん、こんにちは。
大狩部駅の夕日は本当にキレイでしたよ〜。
夕暮れ時に駅にいることは何度かあるにはあるんですけど、
太陽が沈む西側が見通しが良いところって、
実はそんなに無かったなぁと思いました。

夜の駅、という風景も幻想的で私は大好きなんですが、
暗いと写真がうまく撮れないのが難点ですね。
夜でもきれいに撮れる良いカメラが欲しいところです。
3. Posted by コバリッシュ    2008年02月11日 15:01
こんにちは。大狩部の駅名標の隣の看板はなんて書いてあるのでしょうか?
4. Posted by つちぶた    2008年02月12日 22:59
こんばんは。
駅名標の横の看板、よく気が付きましたね(笑)

「TVロケ地跡『女囚塀の中の女たち』
 主な出演者 泉ピン子 松村達雄・細川直美
 撮影日:1997年7月31日
 放映日:1997年9月25日
 東京放送(TBS)北海道放送(HBC)」

と書かれています。
ドラマのロケ地になったんですね。
5. Posted by コバリッシュ    2008年02月12日 23:11
5 なるほど。
ありがとうございます

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