JR全線全駅の駅舎をめぐる鉄道の旅!全駅下車をめざしつつ駅舎の写真・画像を紹介します!秘境駅も満載
2007年01月21日

十勝地方傍流の旅(その7)ふるさと銀河線廃線跡・笹森駅・大誉地駅・薫別駅

2006年8月29日

ふるさと銀河線・笹森駅(廃止後)私が、ふるさと銀河線の中で、
一番寂しいと思う駅、笹森駅に到着です。

駅は国道から林を抜けた先にあって、
木々に覆われたその駅は、
世間から隔絶されたような独特の雰囲気があります。

あたりは不自然なほど静かで、
熊がいても全然おかしくない状況。



笹森駅ホームの反対側ホームの横が踏切だったので、
その部分の線路がはがされています。

ホームは全面板張りで、
柵もホームもかなり傷んでいます。

もともと秘境駅感がたっぷりだったのが、
さらに増大されたという感じです。

笹森駅に残る詰所駅の近くにある古い木造の詰所も
しっかり残っていました。

その周りには私の背丈と変わらない位の
雑草が生い茂っていてなかなか近づけません。

よく見ると詰所の扉がかすかに開いているように見えます。

使われているはずもないのに。
まさか誰か中にいる?

空からは弱い雨がしとしとと降り続いています。
そのため、ただでさえ木々に囲まれて暗い
笹森駅をさらに薄暗くしていました。

物音は全くしません。
周囲から聞こえてくる音はないし、
詰所の中からも気配がない。

誰もいないはずです。

そっと扉に近づこうとした、その時!!


ドドドドドドドドド!!!!


という爆音が鳴り響きました。
私は驚いて線路の中に飛び移ると、
笹森駅の出入口からトラクターが現れました。

どうやら農家の方が駅の先にある
畑に行く途中だったようです。

私は私でビックリしていましたが、
向こうの方も何でこんなところに人が、
と驚いた顔で私を見ていました。




ふるさと銀河線・大誉地駅(廃止後)次は大誉地駅に到着。

立派な木造モルタル駅舎が建っています。

駅舎の扉は鍵が閉まっていて、
中には入れませんでしたが、のぞいてみると、
時刻表などがそのまま残っているようでした。

大誉地駅ホーム(廃止後)ホームも駅名標がないことをのぞけば、
そのまま変わらない風景でした。







ふるさと銀河線・薫別駅(廃止後)次は薫別駅です。

この駅は「もっと秘境駅へ行こう!」の
表紙にもなった駅なので有名かもしれません。

あの本を読んだ当初は、実際その駅に行けるなんて
想像すらできませんでしたが・・・。

そんな私が、昨年実際に列車で降り立ち、
今回廃線後に再び駅を見ることができた、
ということを考えると、
人生って不思議なもんだなぁなんて思ってしまいます。

薫別駅待合室(廃止後)ボロボロの待合室に入ると、
変わらずに芸術的なベンチが置かれていました。

そして現役当初よりも掲示物が増えています。
ちょっと感動的です。
あえてこれ以上詳しくは書かないことにします(笑)
薫別駅を愛する方は再訪をお勧めします。



まだつづく





トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 

JR全線全駅の駅舎の写真・画像を紹介。時刻表・路線図と格闘の末めぐる鉄道の旅!秘境駅も満載