JR全線全駅の駅舎をめぐる鉄道の旅!全駅下車をめざしつつ駅舎の写真・画像を紹介します!秘境駅も満載
2007年01月07日

十勝地方傍流の旅(その5)ふるさと銀河線廃線跡・本別駅・足寄駅・愛冠駅

2006年8月29日

ふるさと銀河線・本別駅(廃止後)今日は朝から小雨が降ったりやんだりの
はっきりしない天気。
空はどんよりと曇っています。

本別駅に到着したときは、
傘が必要かと思うくらい降ってきましたが、
暫くするとやんでしまいました。

そんな空の下、本別駅の巨大な駅舎は健在で、
外見からは何も変わっていないように見えます。




本別駅切符売り場跡とホーム出入口駅舎の中に入ると、
切符売り場の窓口のシャッターが閉まっていました。

ただ運賃表や時刻表はそのままになっています。

待合所は郵便局やコミュニティーホールも
兼ねているので、建物自体が無くなることは
ないのでしょう。


廃止後の本別駅ホームホームに出ると、駅名標が無いこと以外は、
全く変わらない状態でした。

ただ生気の抜けた感じに見えるのは、
線路が錆び付いているせいでしょうか。

島式ホームを見ると、おじいさんが一人、
ベンチに座って休んでいました。

まるで列車が来るのを待つように。



ふるさと銀河線・足寄駅(廃止後)我々はその後、仙美里駅に寄ってから、
足寄駅に到着。

ここはもともと道の駅を兼ねているので、
賑わいや印象は廃線前と変わりません。

駅舎の反対側には
新しくドラッグストアができていて、
そのせいもあるのか、むしろ、
今の方が賑わっているようにすら見えます。

足寄駅切符売り場跡(現在、十勝バス切符売り場)駅舎内の切符売り場は、
「十勝バス きっぷうりば」
となっていました。

土産屋には「松山千春デビュー30周年記念」
という張り紙があって、
千春グッズが並んでいます。

足寄は松山千春さんの出身地ですからね。


廃止後の足寄駅ホーム待合室からホームへの出入口は開放されていて、
自由にホームへ入ることができます。

本当に廃線になったのか?
と疑うような光景です。



列車は通りませんホームの柱には
「列車は通りません」
という張り紙があり、
ハッと現実に引き戻されます。





ふるさと銀河線・愛冠駅(廃止後)次は愛冠駅跡です。

可愛らしい王冠型の駅舎が、
キレイな花に囲まれてたたずんでいました。

この個性的な駅舎の形、
私が最初見たときはテレビゲームに出てくる
スライムを思い浮かべてしまって、
「王冠」と知ったのはずっと後でした。

しかし、今回初めてこの駅に訪れた
ドライバーである相方は、この駅舎を見た瞬間に、

「あ、王冠だ。」

と、さらっと言ってのけました。

驚いた私は「え、なんですぐに王冠て分かったの?」
と聞くと、こともなげに
「だって王冠じゃん」
と人を小馬鹿にしたような口調で言いました。

普通の人は見てすぐ王冠と分かるのか・・・・
なんだ私の感覚が鈍いのか・・・・


まあ、なにはともあれ、
私は車を降りて駅を見渡しました。

そばにある「愛の泉」は健在で、
きれいな水が溢れていました。

駅舎の扉を開けようとすると、
鍵が閉まっていて中には入れません。

愛冠駅ホーム(廃止後)仕方なく駅舎の横を通って裏に回ると、
緑に囲まれたホームがしっかりと残っていました。

ホーム側には民家一つなく、
得難い風景を満喫できます。



つづく





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この記事へのコメント

1. Posted by ていしゃば   2007年01月09日 01:55
5
「列車は通りません」・・・

何とも言えない張り紙ですね。これを作った人はどんな気持ちだったのでしょうか。列車が通らない駅や線路をもう増やしたくないのですが、どうやら難しいようです。
2. Posted by つちぶた   2007年01月10日 12:15
5
思わず絶句する張り紙ですよね。
私は見た瞬間、「あ、そうだった。通らないんだ」と。

今は全国で廃線の話題があるので、
何とかならないものかなぁと感じます。

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