JR全線全駅の駅舎をめぐる鉄道の旅!全駅下車をめざしつつ駅舎の写真・画像を紹介します!秘境駅も満載
2006年07月05日

北海道廃止目前駅をめぐる旅(その13)札沼線・新津川駅・中徳富駅

2006年3月12日

留萌本線全駅を下車して家に戻り、
次の日、またオホーツク2号で出かけます。

本日のターゲットは「札沼線・中徳富駅」です。

この駅も3月17日を最後に現在廃止されていますが、
廃止前に一目見てきます。
函館本線・滝川駅 ホーム



函館本線・滝川駅 駅舎というわけで、10:46「滝川駅」に到着。

札沼線の終点「新十津川駅」へは、
ここ滝川駅から4kmほどの位置にあり、
バスで行くことも可能なのです。

で、安いバスに乗って札沼線へと
移動しようと当初は考えていたのですが、
私が到着した時間と接続するバスがなかったので、
タクシーで移動することにしました。

早めに駅に行けば、列車の到着していない、
また誰もいない新十津川駅を味わえます。

早速タクシーに乗り、新十津川駅へ。
1650円もかかってしまいました・・・

札沼線・新十津川駅 駅舎次の列車が来るまで1時間以上あります。
当然誰もいません。
独り占めです。

国道からはやや離れているのでとても静か。
駅舎は古い木造で、北海道の駅舎の特徴でもある
細い煙突が立っています。



札沼線・新十津川駅 ホームホームは意外と短く、
延びる線路の先は雪に埋もれていました。

寂しい終着駅です。




暫く時間をつぶしてから、
私は隣の「中徳富駅」へ向かって歩き出しました。

距離は2.7km。
あまり早く着いても時間をもてあますので、
ゆっくり歩いたつもりだったのですが、
距離が距離だけにあっという間に到着。

ちょうど私が駅に着く直前に、
駅へと入っていく車があったので、
同好の士に違いないと思ったのですが
やはりそうでした。

札沼線・中徳富駅我々はお互いの邪魔にならないよう
代わる代わる駅の撮影をします。

しかし、駅は実に素っ気ないもので、
待合所もありません。

ホームを撮ったらそれでおしまいです。

列車が来るまであと30分。
私は吹雪のような天候の中、
寂しくホームのかたわらで
待ち続けることになりました。

先程の鉄道ファンの方々は、
暖かい車の中で列車が来るのを待っています。

お願いだから私も車の中で待たせてもらえないだろうか・・・

さすがにそんな厚かましいことは言えず、
凍り付いた道路を行ったり来たり、
あるいは氷を蹴って割ったりしながら、
凍えて待つしかありません。


札沼線・中徳富駅に列車が到着さすがに死ぬんじゃないだろうかと思い始めた頃、
ようやく踏切の音が鳴り、
ゆっくりと(止まってるんじゃないかと思うくらいゆっくりと)
列車が近づいてきました。

多分誰も降りなかったんじゃないかと思います。
あまりの寒さで記憶が飛んでいました。

日曜のせいか、多くの鉄道ファンが乗っていました。
おそらく乗客は全員鉄道ファンなのでしょう。

列車は終点の新十津川駅へと向かいます。
なるべくゆっくり進んで私を暖め続けて欲しい。
そんな願いもむなしく、あっという間に終点に到着。

別にさっき撮影したから、駅に出なくてもいいや、
なんて思っていたのですが、
どうやら一度全員が降りなければならないらしい。

仕方なく列車を出ます。
そもそも列車を出なければ、私の場合、
新十津川駅に下車したことにならないじゃないか。

危うく間違いを犯すところでした。
運転手さん、ありがとう。(?)



再び新十津川駅さて、先程誰もいなかった駅も、
今はにぎやかです。

乗ってきた人の3分の1くらいは、
どうやら滝川駅に向かって歩いていった模様。

また逆に、滝川方面から新十津川駅に歩いてくる
鉄道ファンも数名いました。

やることは皆同じというわけです。

そこで私はふと気がつきました。
「腹が減ったが、飯がない」

この先どこで飯にありつけるか分かりません。
私は駅前を左に進み、国道に出てみました。

するとそこにはコンビニがあるじゃないですか。
なんという粋な計らいだろう。

私は急いでパンと缶コーヒーを買い、
急ぎ足で列車に戻りました。



12:56新十津川駅をあとにしました。

さて、私のこの後は、
二つ先の「下徳富駅」に降りて、
6.5km先の砂川駅まで歩く、という、
完全自虐的な予定となっています。


無理。
マジ無理。


連日の寒さと、先程の吹雪で、
完全に私は参ってしまっていたのでした。

もう心も体も拒否反応状態です。

そんなわけなので、私は予定を反故し、
そのまま札幌まで乗り続けてしまおうと
考えたのでした。

旅、リタイヤです。

ええ、もうなんとでも言ってください。
私は負け犬ですよ。
負け組ですよ。
暖かい列車の中で、冷たい雪国を眺めてやるんですよ。

そんなわけで、気楽な列車の旅が始まりました。

本来旅はこうあるべきなのだ、
難行苦行が旅ではないのだ、
と心に言い聞かせて、
「諦めた」という事実をうやむやにしようと
ヤッキになっていました。

さて、札幌に行って何をしよう。

都会の駅を降りるならば
大して苦労もないだろう、などと考えていると、
ふと別の考えが浮かぶのでした。

函館本線には「張碓駅」という、
これまた3月17日で終了する駅があります。

もともとここ何年かは停車する列車がない、
ということで有名な駅なんですが、
とりあえず、廃止前に
(この駅に関しては既に廃止に等しいが)
張碓駅を列車から見てみよう、
そう考えたのでした。


というわけで、
私としては実に久しぶりの大都会、
札幌駅に降り立ち、すぐさま函館本線に乗り換え、
張碓駅目指して出発したのでした。



つづく





トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by ていしゃば   2006年07月05日 21:09
5
> 本来旅はこうあるべきなのだ、
> 難行苦行が旅ではないのだ

というフレーズ、思わず笑ってしまいました。
そうです、たまにはゆっくりと旅してください...(^o^)

とはいえ、私はその苦行を読むのを楽しみにしているわけで(^^;;
2. Posted by 261@9   2006年07月06日 02:59
5 >>つちぶた様
さすがに張碓駅に降り立ってみようとは思われませんでしたか…。まぁ…、アレをやるのは難行苦行を通り越してもはや冒険家のおシゴト(それも端から見たら迷惑この上ない)になってしまいますが…。

ところで、前々からちょっと気になっていて、それでいて現地に行かないことには確認のしようがなくてほったらかしになっていたどうでもいい疑問があるのですが…、3/17以前の時点で、張碓駅の両隣の駅の駅名標における隣駅の表記ってどうなってたんでしょうか? 停まる列車がなくとも、ちゃんと『張碓(臨)』って書いてあったのか、張碓駅を飛ばして向こうの駅名が書かれていたのか、WWWにアップされてる張碓駅のJR形式の駅名標を見る度にとなりはどうなっているのだろうと気になっていたのですが…。

>>ていしゃば様
>とはいえ、私はその苦行を読むのを楽しみにしているわけで(^^;;
まったく同意見で。
げ、ゲドーだー…。
3. Posted by つちぶた   2006年07月06日 14:30
5
う、みなさんネタ目当てなんですね・・・。
いや、でもそういうブログではありますね(笑)。

>ていしゃばさん
札沼線の「乗車」の旅は素晴らしかったです。
でも駅に着くたびに気になってしょうがなかったのですが、
(古い駅舎がいくつもあるんですね)
今回ばかりは「・・・やっぱいいや・・」と
諦め根性が勝っていました。(笑)
4. Posted by つちぶた   2006年07月06日 14:31
5
>261@9さん
いや、張碓駅には歩いて行くつもりでした(笑)。
でもさすがに雪の中は、私のような素人で虚弱体質な体では
自殺すると同義。諦めました・・・。
これが夏に廃止、とか、昨年の早い段階で廃止になるのが
分かっていたら確実に行ってたでしょうねぇ。
今現在は「廃止」になってしまったし、
「駅名標」も無くなっていたし、もういいかなと。
それと、行った方の旅行記をいくつか拝見しましたが、
261@9さんの言うとおり、鉄道関係者に迷惑がかかる行為だなと、私も思いまして、
結果的には行かなくて良かった気もしてます。

両隣の駅の駅名標、私も気になっててしっかり確認しました。
確かに「はりうす」と書かれていました。普通に。
次の旅行記でアップしますね。
5. Posted by 区間快速篠路ライナー   2010年06月20日 20:49
5 突然ながら失礼します。札沼線末端区間はまさに味気の強い路線ですよね。自分は去年まで八軒の高架線前に住んでましたので、早朝に回送する末端区間用のキハ40系400番台は毎日見てました。それだけに今現在でも一番愛着を持つ路線で、Nゲージでも再現しているくらいです。今年冬に再び学都線沿線(今回は八軒〜拓北の物件ですが…)に戻ります。その際には冬色の末端区間を再び味わいたいと思います。
6. Posted by つちぶた   2010年06月22日 00:38
5
>区間快速篠路ライナーさん
コメントありがとうございます。
八軒駅のそばですか。それは愛着が湧きますね。
私も近くに住んでいたら休日になるたびに一往復なんてしてみたいです。
今頃は電化工事中でしょうか。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 

JR全線全駅の駅舎の写真・画像を紹介。時刻表・路線図と格闘の末めぐる鉄道の旅!秘境駅も満載