JR全線全駅の駅舎をめぐる鉄道の旅!全駅下車をめざしつつ駅舎の写真・画像を紹介します!秘境駅も満載
2006年06月22日

北海道廃止目前駅をめぐる旅(その11)留萌本線・幌糠駅・藤山駅・留萌駅・礼受駅

2006年3月10日

留萌本線・幌糠駅峠下駅から列車に乗り、
次に下車したのが「幌糠駅」。

車掌車駅舎が私には壊れた冷凍庫に見える。

ホーム周辺の景色は、雪が壁になっていて何も見えません。

駅前の道路に出ると、
駅に着いたときには想像もできなかったほどの
多くの民家が建ち並んでいました。

近くに郵便局もあるようですが、
私が進む方向とは逆なので確認はしませんでした。


さて、私はこれから隣の「藤山駅」まで歩きます。

日も昇ってきて、寒さも少し和らいできた感じ。
気合いを入れて歩き始めます。



が、
1kmも歩かないうちに疲れてきました・・・。



東幌糠から峠下まで歩いたせいか、
はたまた睡眠不足のせいか、
根本的な虚弱体質のせいか。


一応、沿線にバスが通っているので、
暫く待って乗ってしまえばいいのだけれど、
問題は、

“早く着きすぎて暇になる”

ということなのです。


ちなみに、幌糠駅に到着したのが8:44。
藤山駅を出るのが11:52の予定。

かるく3時間余裕がある。

で、バスに乗るとたっぷり2時間以上待つと。

歩いて時間をつぶし、体力を削るか、
楽をして駅に行き、凍えて待つか。



で、
結局疲れにはかなわず、
バス停でバスを待つことにしました。

バス停バス停の時刻表は、
雪が積もることを意識してか、
やたらと高いところに設置されています。

これでは全然見えませんよ!
私は雪をよじ登って時刻を確認しました。


15分ほどでバスが到着。

超快適です。暖かいです。
王様にでもなったような気分です。

でもあっという間につきました・・・・・・。




留萌本線 藤山駅 駅舎さて、「藤山駅」です。

古そうな木造駅舎が残っていました。
でも、どことなく不格好な気がします。
横幅のわりに背が高いせいでしょうか。

駅舎内に駅ノートがあり、それによると、
昔はもう少し大きな駅舎だったらしい。

使わなくなった駅長室を解体して、
待合室部分だけ残したと言うことなのでしょう。

それを考えると、この駅舎自体が残っているのは
奇跡としか言いようがないですね。

まだまだ頑張ってもらいたいものです。


留萌本線 藤山駅ホームホームからは広々とした大地。
夏はさぞかし気持ちいいだろうと思う。


時間はまだたっぷりあるので、
私はデジカメのデータをバックアップすることにしました。

旅用に持ってきた
「ポータブルハードディスク」を取り出し、
データを転送していると、
突然電源が落ちました。

電池はあるはずなのにおかしい、
と思いながら何度か試しましたが、
今度は電源すら入らなくなりました。


・・・壊れたか・・・。


ただでさえ寒い状況の中、
さらなる寒気が私を襲いました。

これがなければこれ以上駅の写真を
撮り続けることが出来ません。

旅中止か・・・


そういえば、
過去の旅で、あまりの寒さの為デジカメが
動かなくなったことがありました。

それを思い出し、
私はHDDを腹に入れて暖めました。

暫くして電源を入れると、
正常に作動!

助かった!
そうか、寒さのせいだったのか!

ということで、私は駅舎の外に出て、
(駅舎内より太陽の当たる外の方が暖かい)
両手でHDDを暖めながらバックアップを取りました。

考えてみると、
氷点下10度を軽く下回っているのだから
機械が動かなくなるのも無理ない。

新たな寒さの脅威に戦慄を覚えつつ、
約2時間、日の当たるホームを行ったり来たりしながら
列車を待ちました。




留萌本線 留萌駅 駅舎11:52の列車で「藤山駅」後にし、
12:04「留萌駅」に到着。

なんと賑やかな駅でしょうか。

午前中はひとけのない駅ばかり回っていたので、
別世界のように感じます。

2階建ての大きな駅舎を写真に納め、
すぐさま待合室へ。

暖かい待合室というのは
なんと素晴らしいことだろうかと。



12:30増毛行きの列車に乗り込みました。

駅を出ると右手に港が見えてきます。
そして列車は左に曲がっていき、
切り通しの中を進んでいきました。

留萌〜瀬越間の車窓風景視界が開けた、と思ったら、
広々とした海が眼前に飛び込んできます。

素晴らしい風景です。

列車は増毛まで海沿いを走っていきます。



留萌本線 礼受駅 駅舎でも当然私は終点までは行かず、
途中の「礼受駅」で下車しました。

駅舎は車掌車転用。
ホームの向かいは崖のようになっています。

駅出入口に目をやると、
全体が布の壁で覆われていました。

留萌本線 礼受駅 出入口防雪布?とでもいうのでしょうか。

布をくぐると目の前に海が広がります。
寒々しいです。

海沿いの道路は交通量も多く、
民家も多くありました。

店などは特に無さそうです。


駅ノートが待合室内にあって、
最初の書き込みを読んでみると、
明らかにこの駅ではない描写がありました。

「←これ北星駅のことでは?」

という的確な突っ込みが書き込まれている。
もともと北星駅にあったノート?

でも2人目以降の書き込みはこの駅で
書かれた物のようでした。

なかなかミクロな謎です。



つづく





トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by MCコパ   2006年06月23日 16:53

なんだか最近北海道ばっかでつまんないで〜す。
東日本、東海、西日本、四国、九州もどんどん駅の写真を入れてくださ〜い!
2. Posted by つちぶた   2006年06月24日 06:33
1 MCコパさん、初めましてこんにちは。

北海道ばかりで〜す。
なぜなら今北海道に住んでいますから。

これからも北海道になります。
MCコパさんの期待に応えられず残念です。

最近は多くの方が駅をまわられているので、
他のブログやHPに行かれたらよろしいかと思います〜。

私自身も色々なところへ行きたいんですけど、
なにぶんお金も時間もありません。

MCコパさんご自身で色々なところに行って、
ご自身で色々な写真を紹介するブログなどを
作ってみたらどうでしょうか〜?
そしたら是非私に見せてくださ〜い。

コメントありがとうございました。
3. Posted by MCコパ   2006年06月24日 22:12
2
昨日コメントを書いたコパと申しま〜す(゜∨゜)
北海道はあとどのぐらいかかるんですか?
全部写真載せたら北海道抜けるんですか?
それかつちぶたさんて北海道の出身ですか?
4. Posted by つちぶた   2006年06月25日 03:15
今回の冬の旅を載せたら、暫く旅日記は休業です。
夏に旅行をと考えてましたが、
時間が取れそうにないので多分行かれません・・・。

北海道出身ではなく、東京出身です。
北海道はたまたま今住んでいるだけですよ〜。
まだ暫く北海道にいることになります。
5. Posted by 信長   2006年06月26日 00:00

駅訪問かつこれまでに撮影した駅全部、載せたらどうですか?
お願いしますわ

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 

JR全線全駅の駅舎の写真・画像を紹介。時刻表・路線図と格闘の末めぐる鉄道の旅!秘境駅も満載