JR全線全駅の駅舎をめぐる鉄道の旅!全駅下車をめざしつつ駅舎の写真・画像を紹介します!秘境駅も満載
2006年01月29日

釧網本線全駅plus最東端駅への旅(その12)

2005年9月11日 (旅6日目)


一体この旅行記はいつまで続くんだ、
いつ終わるんだ!

と書いている私ですら呆れております。


それでも続くよいつまでも♪


まだ夏の旅行記です。
もう冬も終わるというのにですよ。


というわけで、2005年9月11日日曜日。

北見を出発して、網走で朝一の列車に乗ります。
なにやらカラフルな車両です。
日曜日限定号でしょうか?
網走駅での釧網線カラフル車両




もうほとんど降りた釧網本線をずんずん南下します。

釧路駅で11:05発の快速ノサップに乗り換え、
今度は根室本線を東へずんずん進みます。



根室本線・落石駅ホーム12:52「落石駅」に到着。
「らくせき」ではなく「おちいし」です。

相対式2面2線で、使われていない線路も一線あります。
構内はかなり広く、貨物駅もあったのかなと
思えるようなたたずまいです。

駅舎は木造で、全面的に改修されていますが、
もとは多分年代物の駅舎かと思います。

根室本線・落石駅 駅舎待合室内は狭くはなく、建物の高さも微妙に高い、
やや不格好な駅舎です。

駅周辺は民家がとても少ないです。
町の中心はもっと海沿いにあるのかもしれません。

時間があれば落石湾の方に行ってみたかったのですが、
私はとなりの昆布盛駅まで歩く予定できたので、
落石湾とは逆方向の道を歩いていくことになります。



落石漁港の海岸線暫く歩いていくと、海に出ました。
海面までは随分高さがあって、
崖が弧を描く形でずっと先まで続いています。

なんと素晴らしい風景でしょう・・・。

道すがら数カ所で昆布を干す作業をしていました。
駅名そのままだなと感心しました。

昆布盛駅近くにある風力発電用の風車さらに進んでいくと、巨大な風車が回っていました。

巨大、というのは誇張でなくて、本当に巨大です。
ちょっと恐ろしくなるくらい。
強風にあおられて倒れたりしないのでしょうか。




根室本線・昆布盛駅海からはやや離れて、全く民家のない道を進んでいくと、
なにゆえここに駅があるのかという場所に、
「昆布盛駅」がありました。

片面1線でもちろん無人駅。
待合室はかなり傷んでいて、いつ底が抜けるか不安です。

ホームはアスファルトだし、
沿線の道路は車がそこそこ通るので
情緒はあまり無いけれど、
民家がないという意味ではまさに秘境。

もう少し海沿いにあっても良さそうなものですが、
まあ何か理由があるのでしょうね。




根室本線・別当賀駅次に「別当賀駅」(べっとが)に下車。

相対式1面1線ですが、草に埋もれた線路の跡が見えます。
かつては相対式2面のホームや、側線があったのか、
敷地は広いです。

駅舎は車掌車駅舎。
私はこの車掌車タイプの駅舎が好きで、
散々北海道で見たにもかかわらず、
全然飽きません。

使われている車両が同じでもペンキの塗られ方は全て違うし、
内部もボロボロの所もあれば、きれいに管理されてる所もあったり、
何冊もの駅ノートがあったりと実に様々なんですね。

この駅の中はベンチとゴミ箱以外何もなくシンプルでした。

さて、別当賀駅の周辺は、店も自販もトイレもありません。
民家はまあまああるかなという感じです。



で、私はまた、隣の駅まで歩きます。

駅を出て左に進むと、大きな牛の放牧場があって
リアルな牛をほとんど見たことのない私は
それだけで感動していたのですが、
そこを過ぎるとまっすぐ延びる道路以外何もなくなります。

別当賀駅から初田牛駅を結ぶ道路防霧保安林という木々が道路の左右にあって、
景色が何もないんです。

やがて濃霧が発生。

あって無いような歩道を、というより、
車道の脇をトボトボ歩いていると、
霧の中から突然車が現われる!

多分私よりも運転している人の方が
恐ろしいと思っているに違いありません。
なんでこんな所を人が歩いていやがるのか、と。

道は延々と続きます。

あまりにも何もなくて恐ろしいと同時に、
クマや野犬とかがいたらどうしようと気が気でなくなり、
ちょっと「ガサッ」と物音がしようものなら、
その度に飛び上がり驚いていました。

ちなみに、
別当賀駅から目的の初田牛駅まで、距離は8.8km。(!?)
さらに、
別当賀駅着14:22 初田牛駅発16:28で、
2時間6分の余裕しかありません。

単純に時速4kmの歩行スピードだと間に合わない計算です。

計画を立てた時点でもちろん、
「馬鹿なんじゃないか?」
と自分自身を罵倒しましたよ。

無理だと。

時間だけじゃなくて、8.8kmって何だ?と。

しかしですよ、私の中の豪放プロデューサーが、

「つちぶたちゃ〜ん。ここの部分だけさぁ、
 ちょっと頑張ってくれれば全てがうまくいくのよぉ。
 す・べ・て、うまくいくの。な?うまくやり遂げてえだろ?」

とやさしい脅迫口調でささやくんです。

そんな経緯で実行しているんですけど、
ちょっと雲行きが怪しくなってきました。

というのも、
足がですね、動かなくなってきたんです。

一応旅も6日目。
疲労は溜まりきっています。

それに今8.8kmを歩く前に、
落石〜昆布盛間4.3kmも歩いたんです。

もともと虚弱体質な私。
そりゃね、無茶ですよ。自分というものが全っ然分ってない。

でも次の列車に間に合わないと、
その次は19:31。
それは避けたい。

なるべく早足で歩かないと駅の撮影も出来なくなるので
歩を早めたいのだけれど、足が言うことを聞きません。

仕方なくゆっくりと歩きます。
足の裏が痛い・・・。



全く変化のない風景に、
そのまま真っ直ぐ行く道と、右に曲がる分かれ道が出現。

えっと・・・。どっちだ?

地図では駅舎が北なのか南なのか分りません。
たまに跨線橋もない、道もないところがあるので、
逆方向に出ると致命的になる場合があります。

賭け事にめっぽう弱い私は南を選択。

そのまま真っ直ぐ歩いていきます。

南側の道路から駅へ通じる道もう駅だろうというところで、獣道のような砂利道を発見。
その先には駅の待合室が見えました。

着いた、ようやく。

時刻は10分前。
余裕は全然無いけれど、駅の写真は充分撮れる時間です。

道を進んでいくと、線路に出ました。

線路。

道はある。しかしホームに上がる場所は?

・・・・。

ここは都会じゃないんです。細かいことは気にしない。

根室本線・初田牛駅ホームホームに上がると、かなりくたびれた待合室がありました。
駅ノートもありましたが、読んでいる暇はありません。

待合室前には林に囲まれた道が一本。
先に進むと十字路があって、遠くの方に何軒か農家が見えます。
でも相当に家は少なそうです。

またホームに戻って駅の雰囲気を味わいます。
途中から発生した霧は結局晴れず、
私の乗る列車がやってきました。

入れ違いにイケメンの旅行者が降りていきました。
間違いなく同じ駅ファンだと思う。
次の列車は釧路方面は19時で、
根室方面には18時台があるから、
根室に泊る人かな、と余計なことを考える。

ご苦労様です、と心の中で彼にエールを送ったのですが、
ご苦労なのは私の方だと思い直す。
駅にいる間はトランス状態で傷みを忘れるけれど、
列車に乗ると痛みと疲れがドバッとぶり返します。

疲れた、眠い・・・。

車内はわりと混んでおりボックス席は埋まっていたので、
私はロングシートの空いているところに座り、
過ぎゆく素晴らしい風景と駅が見える中、
眠りたいけど眠りたくないという矛盾と戦いつつ、
釧路駅へと向かいました。



今夜は釧路のホテルで泊ります。
最初は北見まで戻る予定だったのですが、
台風のおかげで計画が狂ってしまったので変更したのです。

時間も早いし、ゆっくり眠れるなぁと思います。

駅前のホテルのロビーはものすごい人で、
これは私が泊るところも混んでいるのかと思いましたが、
目的のホテルに入ると、フロントは係の人一人のみ。
棚に置かれているルームキーは、
たくさん並んだままです。

・・・・・。

確かに古そうなホテルではあるけれど、
もっとまずいところは色々泊った経験から、
ここはまだまだイケテルと思う。

そんな風に心の中で弁護してあげているのに、
テレビのリモコンは効かないし、空調もおかしい。
ユニットバスは排水溝が詰まっていて溢れてくる。

・・・値段相応か・・・・。

それでも横になって眠れるのは良いことですよ。
7時間たっぷり眠らせて頂きます・・・。

ZZZZZZZZZ...




まだまだつづく



次回はついに日本最東端の駅へ!



つちぶたのHP→「つちぶた本舗の全駅訪問の旅




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この記事へのコメント

1. Posted by ていしゃば   2006年01月29日 23:58
5
4.3+8.8=13.1kmですよ・・・
だんだんつちぶたさんが孤高の僧侶のように
思えてきました・・・

先日私もある駅間を歩きましたが、
普段運動不足なこともあり、
約5kmでもへろへろでした。

> それでも続くよいつまでも♪
では、当分楽しめますね(^^
2. Posted by つちぶた   2006年01月30日 07:21
5
できれば駅付近の探索や、
観光地巡りのために歩きたいのですが、
駅間を歩く所為で疲れ果て、
時間があってもまわらないという
悪循環に毎度陥ります。

折りたたみ自転車を持って駅巡りをするのが
今の私の夢であります。

>では、当分楽しめますね(^^
なんという有り難いお言葉・・・。
あれ?目から水が落ちてきた・・・。

冬は出かけないと分っていたので、
ネタをひっぱろうと思ったら
ひっぱりすぎてもう半年ですね。
でもこのペースでひっぱります!(笑)
3. Posted by ひろみ   2006年02月03日 16:43
5 はじめまして。
たまたまたどり着きましたサイトを見て驚いてます。
私も一応全駅乗降を目指しておりますが、
同じ志を持つものとして応援しております。

お互い頑張りましょう。
4. Posted by つちぶた   2006年02月04日 10:19
5
はじめまして、こんにちは。
HP拝見させてもらいました。
貴重な深名線の写真が、すごい・・・。
私は深名線が廃止したときは、
まだ鉄道に興味がなかったので
とても悔やまれます。

張碓駅って合法的に行けるんですねぇ。
今は雪が深くてアクセス不能だし、
廃止後に行ってもなぁ、とも思います。
もう半年早く廃止になるのを知っていたら、
私も張碓駅に行っていたろうと。
これから一生後悔して生きていきます。
ひろみさんが羨ましいです・・・。

全駅下車、お互い頑張りましょう!!
5. Posted by ひろみ   2006年02月04日 18:04
5 レスを頂き、ありがとうございます。
深名線は暇を見つけて何度か通ってたの
ですが、全駅乗降はできないまま、
なんとか駅名標だけでも撮影できればと
必死になって窓から撮影したのを
覚えております。

また、張碓駅については夏であれば
合法的にアタックする事は可能です。
ぜひ朝里側から行ってみてください!
あの駅舎の立地からして、そんなに早くに
撤去されるとは考えにくいですから。

レスを頂き深名線のページを見直しましたが、
とても恥ずかしい出来のまま放置していた
事がわかりました。
さっそく数駅リニューアルさせました。
後日、別途貯蔵している画像も追加アップ
出来ればと考えております。
6. Posted by つちぶた   2006年02月05日 07:09
5
なるほど。張碓は立地が悪いですからねぇ。
機会があれば、
いや、意地でも機会をつくって
張碓駅へ行きたいと思います。

HPへはちょくちょく行かせて頂きます。
7. Posted by hillman   2006年02月05日 16:49
僕も次の電車が来る時間があまりにも空いていると次の駅まで歩いてしまうタイプなんですよ(笑

北の国からの「五郎の家」から布部駅まで歩いていて、あと5キロくらいのところで地元の人が声をかけてくださり、車で拾ってくれて布部ではなく富良野駅まで送って頂きました。この時は人の温かみを身をもって感じた瞬間でしたよ!!

良いんですよ!自分のブログなんですから!楽しく拝見していますので、気になさらずに肩肘張らない程度にアップしてくださいませ!
8. Posted by つちぶた   2006年02月07日 08:35
5
確かに最近肩肘張ってますね。
肩もこってます。(笑)

最近メルマガなんて身の丈に合わないこと始めたので
余計に張ってますねー。

確かにおかしい。
こんながんばり屋ではないはず!(笑)

ちょっとペースを落とそうかな・・・。
ご指摘どうもです。
Take it easyですよね!

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